ビジネス

ライスボウル雑感

こんにちは!株式会社HGC代表取締役の萩原です。

1月3日はかつて日本国内のアメフトが唯一(?)脚光を浴びる日だったのですが、ライスボウルのNHKの放送もついにBS放送となり、いよいよ斜陽産業だなぁと感じてしまう1日となっています。

僕も数年前までその中にどっぷりいて、「これどうにかならんのかしら」と思う構造課題が山ほどある業界なのですが、それに対して誰も取り組もうとしないし、その状態に責任を感じている人もいない。だけど誰がどう見ても業界は没落し続けている・・・けど見てみないふりをするという不思議な状態になっていました。

僕はこんな性格ですから、その中でやれることを最大限やろうとはしましたが、今よりさらに未熟な状態で、そしてそんな状態の中でやれることなんてもう本当に限定的で。最終的に刀折れて矢も尽きてという感じでアメフトの仕事は終わったことがつい最近のことのように思い出されます。

「やってもやっても成果が出ない」という状態は本当にきつくて、その重荷から解き放たれた瞬間から自分の会社の快進撃が始まった・・・と書くとかっこいいのですが、現実はもっと劇的でして。

アメフトの仕事が終わったのが3年半前のゴールデンウィーク直前。ゴールデンウィークは当時生まれて五ヶ月の娘と本当の意味で向き合う初めての時間となり、その翌週には今の事業の根幹の一つとなった出会いのネタを取締役の小池が持ってきてくれて。「ひろちゃん!アメフトの仕事もうないんやろう?時間あるんやったらこれやろうや!」という具合です。

そして翌月からはそのキーポイントとなった出会いから新規事業が始まり、またその翌月には今の根幹事業のもう一つである移行支援事業の息吹が吹いて・・・という具合でした。懐かしいですね^^ それぐらいアメフトが終わってからは、「え?そんなに早くビジネスが進展するの?」という展開の連続が今日まで続いています。

そんなアメフトですが、昨日の関西学院大学とオービックの試合は前半終了間際の関西学院のRBの素晴らしい独走で一瞬沸いたのも束の間、そこからは地力の差が随所に出てくる展開でした。

これで12年連続で社会人が勝利ということですが、そんなん当たり前やないかと社会人チームのGMをしていた身では思います。今のレギュレーションで社会人が負けたらそもそもおかしい。

社会人チームはアメリカ人選手を四人入れることが(おそらく)認められていて、トップチームはアメリカのDiv.1とか2でプレイしていた選手をリクルートしに行きます。アメリカのDiv.1や2でプレイしていた選手がロスターに四人いるチームと、最近まで日本の高校生だった関西学院の選手がぶつかって、勝てるはずがありません。(さらにオービックは日本のカレッジでプレイしているたアメリカ人もロスターにいるので、スタメンのうち6人とかはアメリカ人の可能性もあります)

そこをなんとかしようと工夫して努力してというのが関西学院の皆さんの取り組み姿勢なのでしょうが、関西学院はタンカで運ばれる選手が何人も出てくるのを見ているに付け、「あー、この構造課題を誰も解決しないまま30年以上経過したからアメフトっていろんなステークホルダーが離れていって没落していってるんだろうなぁ」と感じます。

なんとかならんのですかね?別にアメフトにもうなんの思い入れもありませんが、あまりに気の毒だなと。

放送の最後に日大問題でも(ご本人は不本意でしょうが)有名になってしまった関学QBの選手が涙を流している姿がアップになっていましたが、このライスボウルがトップゲームに位置付けられているうちは、関西学院の選手やスタッフはずっとこんな苦い思いをしないといけません。これが甲子園ボウルが学生のトップゲームならば、勝っても負けても晴れやかなんじゃないかなと。

そもそもレギュレーションが違うチームを試合させるなんてナンセンスです。前提条件が違うんだから。

アメリカ人を入れて良い社会人チームは社会人チーム同士で試合をする。

選手を自由にリクルートできる私立大学は私立大学同士で試合をする。

受験を経て入学してくる選手しかリクルートできない国公立大学は国公立大学同士で試合をする。

各々それで切磋琢磨すればいいだけの話で、それをどれもこれもごちゃ混ぜにするから、一方的な試合が増えてつまらないからファンもステークホルダーもどんどん離れていくっていうのを嫌っていうほどこの30年間で見せつけられて、まだこんなことやってるんだ・・・というのが久しぶりに国内アメフトの試合を見て感じた素直な感想です。(この3年半は全く国内アメフトに触れていなかったので、新鮮でした)

しかし、そんなアメフトのことはアメフト業界の皆様にお任せして、経営者としては構造課題から目を背けるとこうなるという貴重な気づきを得させていただいている訳ですから、今日から始める今年のビジネス。

きっちり見るべき課題を見て、打つべき手を打って進んで参ります。引き続き皆様、どうぞよろしくお願いいたします!

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