創業者BLOG
カイリーがワタナベにパスをした
サンタがママにキスをした。みたいな。
こんにちは!株式会社HGCホールディングス創業者、株式会社manaby取締役の萩原です。
渡邊雄太選手応援ブログとしてはこのシーンを取り上げないワケにはいきますまい・・・!
先日のトロントラプターズ戦(渡邊雄太選手の昨年までの所属チーム)。クロックは残り22秒。1点負けてるこのシーンで、ネッツは当然、エースのデュラントにボールを託す。
しかし、いまいち良い体勢でボールを受けれなかったデュラントは2ndオプションのカイリーにパス。
ネッツのオフェンスと言えば、デュラントorカイリー。この2大スターのどちらかで攻めてくるに違いない。そんなことはNBAを見てれば誰でも分かる。残り20秒の勝負所なんだから。エースで攻めないと、後から後悔するハメになる。
デュラントがゴールから離れたところからカイリーにパスした時点で、相手のラプターズは全員「カイリーだ。カイリーで勝負してくる。」と思ったハズ。というか普通そう。
ラプターズは、デュラントをマークしてるシアカムを除く残りの4人がカイリーに群がる。トリプルチームを超える4人がかりでのディフェンス。
普通、4人きたらすぐにパスするのがセオリーですが、カイリーは恐るべき男。ドリブルとステップで3人かわし、残りは1人。いつものカイリーならこの1人をジャンプした後の空中でかわしてゴールを狙う(!?)ダブルクラッチでシュートを打つはず。決まらなくてもフリースローをもらえれば、同点になるし、相手も最低ファウルまではしてくるから、これが状況と彼の能力を考えたら一般的セオリー。
しかしカイリーは自分でフィニッシュに行くのではなく、コーナーにいるワタナベにパス。ワタナベは得意のスポットから値千金の3ポイントを決めた。
・・・というシーンなんですが、このシーンの意味深さは、バスケファンではないこのブログの読者諸兄には伝わっておりますまい。
説明させてください。
カイリーことカイリー・アービングは2011年のNBAドラフト全体1位(!)でクリーブランド・キャバリアーズにドラフトされたスター中のスター。NBAの全体ドラフト1位ってのはどういう意味かというと「その時点でNBAに在籍していない全世界のバスケ選手の中で1番上手い選手」っていうことです。要は。
そんなスーパースターが試合を左右する最終局面で、自分でフィニッシュする代わりに渡邊雄太選手にパスをした。これはNBAファンからしたら歴史的事件で、僕はマジで鳥肌実でした。
「え?!そこで自分で行かずWATANABEにパス!?まじか!絶対入ってくれ〜〜〜〜!!!!」
っていう気持ちでした。本当に決まってくれてよかった笑
試合はその後同点になり、最後はそのカイリーのブザービーターでネッツが勝利。素晴らしい試合でした。
上記流れを1分でまとめてくれてる動画探してきました(下に貼っておきます↓)。是非どうぞ!いや、絶対見てください(なんのブログなんだ)
それでは!