HGC

HGC

創業者BLOG

社内イメージ

アメフト業界に見る栄枯盛衰とその後

こんにちは!株式会社HGCホールディングス創業者、株式会社manaby取締役の萩原です。

なぜか分かりませんが、久しぶりに学生アメフトの動画を見ることがありまして。

その動画とは1996年の京都大学vs立命館大学戦。当時、立命館大学にはQB東野選手という、日本一の選手が所属していました。東野選手は1996年は4年生でキャプテン。立命館は優勝候補筆頭というところでした。ちなみに東野選手以外の周りのサポーティングキャストも粒揃い。そりゃあ強いよなという感じ。

対する京都大学は、QBに杉本篤というこれまた京大史上最高の選手の1人であろうという選手がいました。天王寺高校でラグビーをしていた京大には珍しい本格派アスリート。普通そんなアスリートで、かつ京都大学に合格できるなんてなかなかないこと。

このQB杉本選手がまたすごくて、QBってパスを投げるのがメインの仕事なんですけれど、彼はパスが投げれないんですよ(!)いや、ご本人の名誉のために補足しておくと、おそらく投げれることは投げれるんでしょうけれど、例えば立命館大学のディフェンスに対して、投げてどんどんゲインして、チームを勝たせるほどのレベルの、いわゆる「武器」としてのパスは投げれない。

しかし、、、QB杉本は恐るべき男で、投げない代わりにほぼ勝負所は全部自分のラン。QBキープ、QBキープ、RBのラン、もう一回その後にQBキープ。当時の京大はそんなチームで、型破りで破天荒。

1996年まだ高校生だった自分は、そんな京都大学の野武士のような戦い方をテレビで見て「俺も京都大学に行ってアメフトして、こんなフィールドに立ちたい!」と思っていたものでした。残念ながら京都大学に入れるほどの頭は僕にはなくて笑 神戸大学に行ってアメフトをすることになります。

で、です。

上記で気づいてる方は気づいてると思うのですが、当時は京都大学の試合なんかはテレビ放送があったんですよ(!)おそらく深夜枠だったとは思うんですが。また僕が出場してる試合なんかでも、テレビで放送されていて、それを録画して大切に残していたものでした(!!!)

何が言いたいかというと、昔はアメフトって本当に関西ではメジャースポーツだったんですね。会場も今は西宮ガーデンズになってますけれど、西宮ガーデンズは元はと言えば西宮スタジアムという阪急が持っていたプロ野球チームのホームスタジアムがあった場所で、そのスタジアムで試合もやっていました。

そこから25年が経過して・・・、本当にアメフト界を取り巻く環境と、状態は変わったなぁというのをしみじみと思いました。

だってYouTubeで当時の動画を見たと書きましたけれど↑、その動画ってテレビ放送の録画なんですよ。今どきよくあるyoutubeの番組ではなくて、テレビなんですよね。確かにテレビで扱って良いぐらい、試合自体も面白かった。

それが今となっては・・・というところで、本当に栄枯盛衰だなと。

というより、これはアメフト界だけの話ではなくて、世の中全ての物事って常に変化してるじゃないですか。

生き残っていけるのはその変化に即して、「自分を変化させた」人、もの、会社だけ。それを改めて感じさせられた1996年の京都大学vs立命館大学の試合でした。

常に変化に前向きな人間、会社でありたいなと改めて思います。

それでは!